沖縄には、他の都道府県にはない特別な休日というものがあります。それが「慰霊の日」です。
戦争の悲劇を忘れないために
沖縄は第二次世界大戦で、日本唯一の本土決戦の場となった地域です。沖縄駐留の日本軍は1945年4月1日アメリカ軍が沖縄に上陸した際、一般市民も含めた徹底抗戦をおこなうことを決めました。しかし、アメリカ軍の兵力は圧倒的で、1945年6月23日に沖縄の司令官だった牛島満が自決したことにより、組織的な抗戦は終了しました。そして戦後「慰霊の日」がこの抗戦が終了した6月23日に定められ、沖縄県民はこの日にかつて亡くなっていった多くの戦死者に思いを馳せ、平和への誓いを再確認することとなったのです。